【Creative】伝わる設計で大手銀行のLP制作進行

Creative

デザインが美しいだけでは、プロジェクトは成功とは言えません。
「誰が、誰に、何を伝えたいのか」という設計が必要です。

とある大手銀行の社内アワードLPの制作において、制作進行・情報設計を担当しました。

課題|ステークホルダーが多いほど、ズレが生まれる

大手企業のプロジェクトは、関係者が多くなります。

  • 発注側の担当者(決定権を持つ人、窓口になる人)
  • デザイナー・コーダー(制作チーム)
  • 最終確認者(役員・広報など)

それぞれが持つイメージが違うまま制作が進むと、終盤で大きな修正が発生します。
「そういうつもりじゃなかった」「もっとこうしてほしかった」という言葉が出てきたとき、プロジェクトは大きくブレます。

解決策|翻訳者として機能する

1. 要件の言語化と共有

ヒアリング段階で、クライアントの「なんとなくこういう感じ」を、デザイナーが作業できる言葉に翻訳しました。

「高級感があって、社員が誇りに思えるLP」という言葉を、フォントの方向性・カラーパレット・写真のトーンに落とし込み、制作開始前に全員が同じイメージを持てる状態を作りました。

2. こまめな中間確認の設計

でき上がってからの違和感をなくすため、ワイヤーフレーム・デザイン案・コーディングの各段階で確認ポイントを設けました。

完成品を見て初めて意見が出る状態を防ぎ、小さなズレを早い段階で解消することで、手戻りを最小化しました。

3. 社内の意思決定フローの把握

誰が最終決定者で、誰の意見をいつ取り込む必要があるかを事前に把握しました。
承認ルートを把握した上でスケジュールを設計することで、決定者の一言で全てが覆るリスクを回避しました。

結果|納期通りのリリース、社内からの好評

認識のズレによる大幅な修正なく、当初のスケジュール通りにリリース。
社内向けアワードのLPとして、社員からも好評を得たと担当者よりフィードバックをいただきました。

気づいたこと

このプロジェクトで改めて感じたのは、ディレクターの仕事は「作ること」ではなく「揃えること」だということです。

クライアントの言葉をデザイナーに伝わる形に変換し、デザイナーの意図をクライアントが理解できる形に翻訳する。
その翻訳がうまくいくと、プロジェクトはスムーズに動きます。

これは、私が現在行っているライティングやブランドボイス設計にも共通する考え方です。
「伝えたいこと」と「伝わっていること」のズレをなくす。それが、私の仕事の核心にあります。


「うまく伝わらない」「制作がスムーズに進まない」
そのお悩み、一度話を聞かせてください。

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Project Scope

  • Role : 制作進行・情報設計
  • Output : 大手銀行(社内アワードLP)
  • Team : デザイナー・コーダーとの協働