【Remaster】雑談を情報源に変える(攻めのリフレーム)

Remaster

誰しもが経験したことがある「退屈な時間」を、苦い記憶として書いてしまうのは、少しもったいないことです。
その場面を客観的に見ることで、主観的な観点からは見えなかった価値を発見することができます。

今回は、そんな経験を価値ある情報にリマスターした事例をご紹介します。


私がシドニーのシェアハウスに住んでいた時、日本人のオーナーとの日常についてのエピソードからの抜粋です。

×|Before

「あ、すみません、これから課題が……」
と遮ろうとしても、
「そうそう、課題といえばね!」
と話が繋がっていく見事な話術。

◯|After

オーナーは何十年も現地に住んでいる大先輩なので、語学学校では手に入れられない貴重な情報をたくさん教えてくれます。
シドニーだけじゃなく、メルボルンや首都キャンベラ、パースのことも。


Beforeも、これはこれで情景が目に浮かぶユーモアですが、時間を奪われ、自分の話を聞いてくれないという被害者意識を感じてしまいます。
読んでいる人も、ネガティブな印象で疲れてしまうかもしれません。

そこで、話が長いことの裏にあるメリットに目を向けてみました。
なぜオーナーはこんなに話すのか? 何か価値があるのではないか?と視点を変え、たくさんの情報量(有益)と解釈することで、オーナーへの感謝(尊敬)と現地情報が得られるというメリットが生まれました。

文章術|攻めのリフレーム

これは攻めのリフレームです。

  1. 価値を見つける|欠点(長い)の裏側にある長所(情報量)を探す。
  2. ポジティブに変換|奪われた時間ではなく得られた知識にフォーカスする。

自分にとって不都合なことでも、視点を変えれば宝の山になることがあります。
ビジネスで言えば、クレームが多い顧客は改善点を教えてくれる熱心なユーザーになり得ますし、競合が多い市場は需要がある成長市場と捉えることもできます。

【ビジネスへの応用】

この技術は、クレーム対応や面倒な仕事に向き合うときに真価を発揮します。

クレーム客と思うとストレスですが、弊社のサービスを真剣に使ってくれている先生と思えば、そこには改善のヒントが眠っています。
面倒な雑用も、業務フローを見直すチャンスと捉え直せます。

ただ不満を言うのではなく、そこから何を得たかを語れるリーダーには、自然と人がついてきます。


この記事は、Noteで連載中のオーストラリア留学エッセイ を元にリマスターしたものです。
オリジナルのエッセイも、ぜひ読んでみてください。